ジェシーはわたしとセイジの仲をずっと疑っていたから。
セイジじゃなくて、ジョージがあの席に現れた時、わたしは明らかに突き放されたような感覚を覚えた。
セイジは、突然、思い出したように髪を片手で乱暴にかき上げてから、せわしなく持っている煙草を立て続けに吸った。
「セイジ。煙草、吸うんだ」
わたしの声にはっとしたように、彼はこっちを向いた。
「カレン。ずっと、起きてたの?」
「わからない」
なんだかとてもとても現実離れしていて、記憶が曖昧だ。
セイジは煙草をサイドテーブルの上の灰皿に乱暴に押し付けて消すと、身体ごと、わたしのほうに向きを変えた。

