「マミヤっ」 「はい?」 外回りから帰ったら、カレンがよく一緒にいる女性がどかどか足音を響かせて俺に近づいてきた。 「どうしたんですか?」 「カレンが……。あ、わたしはジェシカ・オーエン。カレンとは同期よ。カレンが大変なのよ」 「カレンが?」 「そう。一人で$10000000の契約を取りに行ったわ。知ってるかしら? ソン・ホールディングス」 「ソン? あそこにはカレンは絶対一人で行かなかった。元村専務がどうにもカレンを気に入りすぎててもう危険の域で……。いや、でもどうして?」