この想いが空を舞って、君に届いたら



【会ってみたいけど、変なこと言って関わりがなくなっちゃうのが嫌かな】


「うーん、難しいね。わたしなら会いたいって言っちゃうかも。気になってるなら尚更ね」


【そうだよね~~】


「最終的に決めるのは紗那だけどさ、彼に一回聞いてみるくらい別にいいんじゃない?」



 茉凛はそう言うと、わたしの顔を見つめながら優しく目を細めた。



【頑張ってみようかな】


「えらいぞ~~~紗那!」



 そんなこんなでわたしは久々の茉凛との時間を満喫し、暗くなる前に茉凛は家に帰っていった。


 一回、会ってみたいって書いてみようかな。


 それで断られても仕方ないと思おう。
 


”想くんに一回会ってみたいな。ダメかな?”