この想いが空を舞って、君に届いたら

 差出人は予想通り、想くんだった。



“紗那ちゃん、こちらこそ返事をくれてありがとう。

紗那ちゃんの気持ちを全部わかってあげることは俺には難しいかもしれないけど、俺に話してちょっとでも紗那ちゃんが楽になるなら俺を頼ってよ。

だから、俺と明日も生きてみない?

よかったらこれからも紙飛行機を飛ばして話そう。

紗那ちゃんの心の声、全部俺に聴かせて”


 
 ぽたり、と透明な雫が折り紙の上に落ちた。


 そこにはわたしを否定する言葉なんて一つもなくて、ただただ優しくて思いやりのある言葉たちが並べられていた。


―――紗那ちゃんの心の声、全部俺に聴かせて