書き終えた頃には折り紙にぽたりと涙が落っこちて丸いシミを作った。 わたしの世界は、心は、ある日を境に壊れてしまった。 元のようには戻れないんだ。 人前で泣くことのできないわたしは今日も一人で頬を濡らす。 わたしはそんな自分に呆れながら服の袖で涙を拭うと折り紙を折って紙飛行機を作った。 そして、約束の16時になって窓の外へと作った紙飛行機を投げた。 きっと、外には彼がいるのかもしれない。