「それに地球上のすべての人から好かれるなんて到底無理だから、せめて、せめて俺のことを大事に想ってくれてる人たちだけでも俺は大切にしたいって思った。俺たち人間はどうしても合う合わないがあるんだからさ。それはもう仕方ないんだよ。紗那ちゃんのせいじゃないし、紗那ちゃんだけじゃない。だから、もうそんなに自分を責めないであげて」
堰を切ったように溢れ出した涙がぽたりぽたり、と白いシーツの上に落っこちて丸いシミを作る。
「……っ、」
わたしだけじゃない。
わたしだけが上手く人間関係を築くことができなかったわけじゃない。
わたしは、わたしを許してあげていいんだ。



