わたしに生きている価値なんてどこにもない。 だけど死ぬ勇気もないから消えたい。 何もできないからっぽのわたしなんて誰も見向きもしない。 誰も好きになんてなってくれない。 声が出なくなった原因をいつまでも話そうとしないわたしを鬱陶しく思っているはず。 家族も、友達も。 ペンを握ると、わたしはふぅと息を吐いて折り紙の裏面に誰にも言えない本音を書き始めた。