僕と恍は屋上に行った。「…んで、話ってなんだよ。」
「えっとさ、さっき好きな奴、出来たって言ったじゃん?そのことなんだけど…」

「あぁ!んで、どうなんだよ!!」
「実は、メアドゲットしちゃったんだよね☆」
僕は何か妙な胸騒ぎがした。でも僕はそれを隠した。
隠したというよりも知るのが怖かった。
だから僕は一生懸命笑顔をみせた。
「うっそ!!??マジで!?スゲーじゃん」
「つーか、その子の名前は何て言うんだよ。」
「鈴木。鈴木美羽ちゃん、って言うんだ!!確か優利のクラスだったと思うよ!!」
「えっ…、ふ、ふーん!恍が好きになったんだからかわいいんだろ!!?」
な…て…った??
「まぁな!!かわいいってもんじゃない!!かわいすぎるんだよ!!」
なん…って、い…った??
「うゎっ!!こいつ馬鹿だ!!つか、そろそろ戻るわ!!じゃーなー。」
なんって…、いった…?
なんて、いった!!?
「おぅ!またな!!」
なんて、言った!!!!??
なんて、言った!!??
鈴木って言ったかな??
もしかして、あの子かな……。
違うっ、違うっ、違うっ!!!!!
鈴木って名字なんて沢山いるだろ??
僕はそう思いながら、いつの間にか走っていた。