Pipi…
いつもの様に、携帯のアラームで目が覚める。
枕が、濡れている。
あぁ…そうか、これは僕の涙だ。
昨日寝ているときにでも流れたのかな。
僕はハッとしたように、洗面台に行った。
良かった…。
少ししか腫れてない。
僕は濡れたタオルを目に当てた。
ひんやりとして気持ちがいい。
「優利〜!!ご飯よ!!早く降りてらっしゃい!!」
母さんの声が聞こえる。
僕は階段を降りて席についた。
今日は、和食に昨日の残りだ。
僕は食べ終えて、玄関に行った。
「行ってきます。」
奥から「行ってらっしゃーい!!」と聞こえた。
ガチャ

学校についてすぐ、屋上に行った。
風が心地よい。
体が軽くなった感じだ。
その反対に、昨日の事で、登校するときも足が重かった。
いや、足と言うより、心かな。
僕は決めた。一樹に言う!
《朝からごめん!!(>_<)今から、俺の話を聞いてくれないか??
屋上で待ってる!!》
僕は一樹にメールを送った。
友達にそういう話をしたことのない僕。
どう話そうかな…。
考えていると、一樹からメールがきた。
《分かった。(^^)すぐ行く。》
僕は携帯を閉じた。
2、3分してから一樹が来てくれた。
ただ、少しだけ息を切らしてた。