奏美のママは、成績にうるさくって。
奏美は平日週三の塾だけじゃなくて土日も特別講義に通ってる。
奏美は頭がいいから定期テストでは必ず学年で十番以内には入るんだけど、それでも満足できないみたい。トップを目指せって言われるんだからびっくりだよね。
「"えーっと、使い方は簡単。今日の命令をここに打ち込むだけ。少しずつ親をカスタマイズしていきましょう"……命令は一日ひとつだけなんだ」
「本当に命令どおりになるのかな」
わたしと奏美は言い合って首をかしげる。
「とにかくやってみなって。わたしは今日も同じことを命令する! "一万円くれ"と」
由希奈も自分のスマホを出してアプリに打ち込んだ。
「じゃあ、わたしは"勉強しなくても文句言うな"これでよし」
奏美も速攻で決めて打ち込んでる。
わたしは、ちょっと考える。
うちのママに命令したいこと……
「わたしが知る限り、愛梨んちのママはそんなに悪いとこないよね」
わたしが迷ってるのを見て、由希奈がちょっとシラけたって感じの顔になった。
「え? そんなことないよ。すごく口うるさい。ちょっと帰りが遅いだけでガミガミ言うし」
わたしはちょっとあせって言い返した。
「だけど、あんまり実害はないじゃん。金もらえないとか、無理やり塾に行かされるとかじゃないんだから」
奏美は平日週三の塾だけじゃなくて土日も特別講義に通ってる。
奏美は頭がいいから定期テストでは必ず学年で十番以内には入るんだけど、それでも満足できないみたい。トップを目指せって言われるんだからびっくりだよね。
「"えーっと、使い方は簡単。今日の命令をここに打ち込むだけ。少しずつ親をカスタマイズしていきましょう"……命令は一日ひとつだけなんだ」
「本当に命令どおりになるのかな」
わたしと奏美は言い合って首をかしげる。
「とにかくやってみなって。わたしは今日も同じことを命令する! "一万円くれ"と」
由希奈も自分のスマホを出してアプリに打ち込んだ。
「じゃあ、わたしは"勉強しなくても文句言うな"これでよし」
奏美も速攻で決めて打ち込んでる。
わたしは、ちょっと考える。
うちのママに命令したいこと……
「わたしが知る限り、愛梨んちのママはそんなに悪いとこないよね」
わたしが迷ってるのを見て、由希奈がちょっとシラけたって感じの顔になった。
「え? そんなことないよ。すごく口うるさい。ちょっと帰りが遅いだけでガミガミ言うし」
わたしはちょっとあせって言い返した。
「だけど、あんまり実害はないじゃん。金もらえないとか、無理やり塾に行かされるとかじゃないんだから」


