「蓮っ……。本当に危ないからっ」 「頼む…もう少しだけ……抱きしめていて、良い?」 ドキッ! そんなこと言われたら……断ることなんて、出来るわけないじゃない。 だからって、 「いいよ」 何て恥ずかしいこと、あたしは言えない。 そして― 手にしていた包丁をゆっくりとまな板の上に置き、首に回されている蓮の腕に、そっと自分の手を重ねた…-