「それでも、家の中で吸えばいいとは言わないだろ」
「だってー、煙が嫌だし、髪の毛にも匂いが付くでしょ」
娘とまったく同じことを言いやがって、、
足を組み替えるフリをして何気に煙草を反対の手に持ち替えた、煙が彼女に行かないように気を遣ったつもりだった。
「どこに行っても嫌われもんだよ、まあ親父そのものが娘にとっちゃ嫌われもんだからな」
「うるさいんだもん、スカート短くないかとか、門限守れよとかさ、いまどき門限19時だよ、信じられないでしょ、今の女子高生は皆んなそうなのって言ってもわかってくれないし」
オッさんには理解できないんですぅ!
それでも、
「父親は娘が可愛くて仕方がないんだ、永遠の片想いってやつさ」



