恋の雨音

1年後。

今日は梅雨入りの日。

ずっとこの日を心待ちにしていた。

髪がボサボサでも、頭が痛くなっても、この季節より好きなものはない。

楽しみすぎて、10分も早く駅に着いてしまった。

空から落ちる雨でさえ、輝いて見える。


そして、7時30分。


「心陽」

「雨音くん…」

「おはよ」

「おはよう」