「紬~~。何してんの、行くよ」

 めぐみは手を振って、私を待っていた。

 私は授業が終わり、放課後、部活仲間とファミレスに行く。

 今日は部活が休みになった。

 コーチがお休みになり、代理の先生が部活を見てくれることになっていた。

 だが、代理の先生は午前中に具合悪くなってしまい帰ってしまった。

 部活仲間だけで部活をやることはできるが、責任者がいない中で、練習をするのは危険性があるので休みになった。

「久々の休みだから、逆になにしたらいいか分からないけど、部活仲間達と一緒に話して仲深めるのもいいよね」

 めぐみの元へ私は駆け寄った。

 ニコリとめぐみは微笑んでから、彼女は声を発した。

「そうだよね。まだ、一年生達はまだ入ってないけど、久しぶりに話せるしね」

 めぐみは嬉しそうにしているので、私も自然と笑みが零れる。

 バレー部の人達とはめぐみは仲がいい。

 言いたいことをすぐに口にして、クラスメイトからはあまりよく思われていないが、部活仲間はめぐみの性格は分かっているので、ムッとくる時は誰かがフォローして慰めている。

 それでも、部活仲間たちは許して話をする。

 先輩達は優しいし、心の広い人達ばかりだ。

 私も部活仲間達は好きだ。

「柚。めぐみ~」

 私たちは外靴に履き替えようとした時、先輩たちが声をかけてきた。

「先輩、一緒に私達と行きましょうよ」

 めぐみは履き替えたら、先輩の所へ早々と行き、話しかけていた。

「柚も早くいこうよ」

 先輩一人は私に声をかけた。

「はい、行きます」

 私は返事をしてから先輩達の元へ行った。

 先輩三人達と一緒に私たちは笑って、話していた。