教室には私達2人しかいなくて、静かな空気だった。

身体が強張って、緊張してるのが自分でも分かった。

時計の秒針の音だけが響いてく。


しばらくして、急に堀くんは椅子から立ち上がった。

「ごめん、遅くなっちゃうし、帰ろっか。」

『うん。』

堀くんが先に話を切ってくれた。