親愛なる魔王の君へ#2~召喚されたので、魔王の側近になります!~

『あと、ユウスケといったか。あやつ、弓の扱いが上手いのだな……と、主。来たぞ』

「ラウル、お待たせ」

そう言って僕の隣に並んだのは、レオンさん。その次に反対側の僕の隣に、ルシフェルさんが並ぶ。

「……雑魚中の雑魚だな。俺からしたら」

なかなかに強そうなモンスターを見て、レオンさんは呟いた。そこで、ルーチェからレオンさんの強さを聞かされた時のことを思い出す。

……そうだ、レオンさんって大賢者と剣術士の称号を持ってて、元冒険者ということもあって強いんだっけ。

「ラウルくん、俺らがサポートするから1回戦ってみようか」

「……へ?」

思わず、そんな声が口から零れる。

「さっきまで、魔法で戦ってくれてたんでしょ?結構な量の魔力を消費した時の戦い方を覚えといた方がいい」

「……そっか。魔力が尽きたら、魔法は使えないですもんね」

僕がそう言うと、レオンさんは頷いた。

「……やってみます」

僕がそう答えると、レオンさんは数歩後ろに下がる。

レオンさんからのアドバイス通りに、僕は動いてみた。

相手の動きを観察して、隙を見て、魔法を正確に一撃叩き込む。すぐに、後ろからレオンさんが放ったであろう魔法が飛んできて、その魔法はモンスターに当たった。