親愛なる魔王の君へ#2~召喚されたので、魔王の側近になります!~

ここ数日、毎日のようにモンスターが暴れていて困っているから倒して欲しいって内容だった。

「……今は大丈夫そうだし、とりあえずモンスターが出るまでは、この村でゆっくりしていってよ。俺は、歓迎するよ……ユウ、俺は先に家に帰っているね」

オスカーさんの言葉に、ユウさんは「分かりました」と頷く。

「……俺、ちょっと単独行動するね。大丈夫、この村から出ないからさ」

オスカーさんがどこかへ歩いていくのを少し見ていたら、そんな声が聞こえてきて、僕は声がした方を見た。

ルシフェルさんの発言らしく、レオンさんはルシフェルさんを見つめている。

『なら、私もついて行こう』

僕の肩に乗っていたケイは、そう言って僕の肩から飛び降りると、今度はルシフェルさんの肩に飛び乗った。

少しの間何かを考えていたレオンさんが「分かりました」と頷くと、ルシフェルさんは歩き出す。

「……ラウルくん、ごめん。他に、オスカーと話さなきゃいけないことがあるんだった……少し、この場を離れるね」

レオンさんの言葉に、僕は頷いた。レオンさんもどこかへと歩き出す。

僕は、すぐにユウさんへと目を移した。その後、僕は「成瀬悠介(なるせゆうすけ)」と幼なじみの名前を呼ぶ。