親愛なる魔王の君へ#2~召喚されたので、魔王の側近になります!~

「おお、レオンか!久しぶりだね」

レオンさんの顔を見るやいなや、笑顔を浮かべる。村長の近くに、僕が見覚えのある男性がいるのは気のせいだろうか。

「久しぶり。オスカー……今日は、依頼を見て来たよ」

「そっか!依頼して良かった……今日は、レオンだけじゃないんだね。じゃあ、自己紹介しないと。俺は、オスカー・エバンズ。この村の村長で、レオンとは幼なじみなんだ」

村長――オスカーさんの自己紹介に付け加えるように、レオンさんは「ここは、俺の故郷なんだ」と言った。

「……そうなんですね……えっと、初めまして。僕は、ラウル・リヴィエールと言います」

「……ルシフェル・クロウディアです」

オスカーさんに自己紹介をすると、オスカーさんは「ほら、君も」とオスカーさんの近くにいた男性の方を向く。

……やっぱり、どこからどう見ても、僕の幼なじみの1人なんだよな……。

「……えっと、最近この村で暮らし始めたユウスケ・ナルセです。ユウって呼んでください」

「この子は、諸事情で俺と一緒に暮らしている子なんだ。それで、今回出した依頼と言うのが……」

簡単に男性――ユウさんのことを説明したあと、依頼について話し出した。