親愛なる魔王の君へ#2~召喚されたので、魔王の側近になります!~




あれから、数か月が経った。もうこの世界に来て、半年は経つ。

今日は、レオンさんと一緒に初めて任務に行く日。僕はレオンさんと一緒に、巨大化したケイの背中に乗って、空を飛んで任務地を目指す。

ケイは猫の姿をしているけど、巨大化すれば空を飛べるんだって。

「……それで……どうして、ルシフェルさんもいるんですか?」

レオンさんの後ろに横乗りをするように座っているのは、ルシフェルさん。なぜか、任務に着いてきた。

「ルカに、任務に着いてけって言われたから。情報収集を兼ねてね」

「……へぇ……」

ルシフェルさんと会話をしていると、ケイは高度を下げる。任務地が近づいているらしい。

『この辺で降ろすぞ。ここからは、徒歩での移動だな』

今回の任務地である村の近くに、ケイは着地した。レオンさんとルシフェルさんは「ありがとう」とお礼を言って、地面へと降りる。

僕もゆっくりとケイから降りると、ケイは元のサイズに戻ってから僕の肩に飛び乗った。

僕らは、歩いて村を目指す。村に入って、依頼人である村長のもとへ。

レオンさんとこの村の村長とは知り合いらしく、レオンさんは迷わずに村長の居る場所へと向かう。

「村長、お久しぶりです」

レオンさんは、村の隅に植えられた花を手入れしている男性に話しかけた。