「……異世界人が、どうしてこの世界にいるのかは分かりませんが、そう考えるのがいいかと……ねぇ、ラウル。ラウルの幼なじみだという弦木さんって、どんな子なの?」
「明るくて、元気で……でも、あまり人を頼らないような子だよ。何でも1人で抱え込んで、ずっと笑ってて……まぁ、そんな子かな」
「……弦木黒斗って子の話で盛り上がっているところ、悪いんだけどさ。話、続けてもいい?」
「……ごめんなさい。どうぞ」
ルーチェが謝ると、ルシフェルさんは話を始めた。
「破壊神の復活を目指す中、俺はまた弦木黒斗と会って……『仲間が欲しいだろ』って、また呪具を渡された。今度は、剣型の呪具だったね。ビオラくんが持っていたやつね」
「……あの呪具も、弦木黒斗くんって子に渡されたものなのか……」
「……で、その時にルカのことを聞いて」
「僕のこと?」
「うん。ルカが大魔王だってこと、ルカがリンドウで家族で暮らしていること、他にもいろいろと……ね……まぁ、経緯についてはこんな感じかな。で、今から手に入れた情報を言うんだけど……その前に、拾ったものを見せようと思う」
そう言って、ルシフェルさんは僕を見る。ルシフェルさんと目が合って、僕は小首を傾げた。
「多分、ラウルなら読めるかもしれない」
「明るくて、元気で……でも、あまり人を頼らないような子だよ。何でも1人で抱え込んで、ずっと笑ってて……まぁ、そんな子かな」
「……弦木黒斗って子の話で盛り上がっているところ、悪いんだけどさ。話、続けてもいい?」
「……ごめんなさい。どうぞ」
ルーチェが謝ると、ルシフェルさんは話を始めた。
「破壊神の復活を目指す中、俺はまた弦木黒斗と会って……『仲間が欲しいだろ』って、また呪具を渡された。今度は、剣型の呪具だったね。ビオラくんが持っていたやつね」
「……あの呪具も、弦木黒斗くんって子に渡されたものなのか……」
「……で、その時にルカのことを聞いて」
「僕のこと?」
「うん。ルカが大魔王だってこと、ルカがリンドウで家族で暮らしていること、他にもいろいろと……ね……まぁ、経緯についてはこんな感じかな。で、今から手に入れた情報を言うんだけど……その前に、拾ったものを見せようと思う」
そう言って、ルシフェルさんは僕を見る。ルシフェルさんと目が合って、僕は小首を傾げた。
「多分、ラウルなら読めるかもしれない」



