「……そこには、様子の違うルシ兄がいて……少し、ルシ兄と話をしたの。そしたらさ、凄いことが分かって……それで、ルシ兄に協力を頼むことにしたんだ。ここからは、ルシ兄説明頼んだよ」
「…………まずは、あの件の事の発端から。俺は、元々この世界のことは嫌いじゃない。ただ、ルカが嫌い。それだけだったんだ。あの日、呪具を手にするまではね」
「……呪具?もしかして、あの時ルシフェルさんが持ってた……」
呪具という言葉に、ルーチェは反応する。ルーチェの呟きに、ルシフェルさんは「そうだよ」と頷いた。
「あの呪具は、2年前……俺が騒ぎを起こす少し前に、ある人物からもらったもの。変な名前の人物だったよ。呪具を手に取ってから、俺はこの世界自体が嫌いになって、破壊神の復活を試みるようになった。多分、俺も呪具の影響を受けていたんだろうね。俺は、呪い耐性があるわけじゃないから」
ルシフェルさんは、口を閉じて何かを考え出す。
「……多分、ルシ兄は……手から呪具が離れたことによって、徐々に元のルシ兄に戻ったって感じかな……ねぇ、ルシ兄……その、呪具をもらったという人物の名前って覚えてる?」
ルカさんが問いかけると、ルシフェルさんは「覚えているよ。印象的だったからね」と頷いた。
「…………まずは、あの件の事の発端から。俺は、元々この世界のことは嫌いじゃない。ただ、ルカが嫌い。それだけだったんだ。あの日、呪具を手にするまではね」
「……呪具?もしかして、あの時ルシフェルさんが持ってた……」
呪具という言葉に、ルーチェは反応する。ルーチェの呟きに、ルシフェルさんは「そうだよ」と頷いた。
「あの呪具は、2年前……俺が騒ぎを起こす少し前に、ある人物からもらったもの。変な名前の人物だったよ。呪具を手に取ってから、俺はこの世界自体が嫌いになって、破壊神の復活を試みるようになった。多分、俺も呪具の影響を受けていたんだろうね。俺は、呪い耐性があるわけじゃないから」
ルシフェルさんは、口を閉じて何かを考え出す。
「……多分、ルシ兄は……手から呪具が離れたことによって、徐々に元のルシ兄に戻ったって感じかな……ねぇ、ルシ兄……その、呪具をもらったという人物の名前って覚えてる?」
ルカさんが問いかけると、ルシフェルさんは「覚えているよ。印象的だったからね」と頷いた。



