「……ルシフェルさんの言う通りだ。ラウルも、逃げた方がいい」
ルシフェル?どっかで聞いたことのある名前だ……じゃなくって!!
「ルーチェ、僕も戦えるんだけど……」
「……ラウル、武器持ってないでしょ?武器がないと、格段に威力が落ちるって話をしたよね?」
僕が持っていた杖が折れて無くなった次の日。ルーチェは、昔ルーチェが使っていたという杖をくれた。
その時に、ルーチェは威力が落ちるという話をしてくれた。
杖を持ち歩くという習慣がないから、家にルーチェからもらった杖を置いてきてしまった。
「……知っている、けど――」
僕が言いかけた時、すぐ近くで金属同士がぶつかる音がする。
音がした方を見ると、青みがかった黒髪の男性がモンスターの攻撃を受け止めていた。
「……ラウル、僕の近くにいてね。守れないから」
ルーチェに視線を移すと、ルーチェはさっきまで背負っていた杖を左手に持っている。
ルーチェの言葉に僕が頷くと、ルーチェは青みがかった黒髪の男性の方を向いた。
町に入り込んできたモンスターを倒した後、ルーチェは僕の方を向く。
「ラウル、大丈夫?怪我はない?」
ルーチェの問いかけに、僕が頷くとルーチェは「良かった」と安心したように笑った。
ルシフェル?どっかで聞いたことのある名前だ……じゃなくって!!
「ルーチェ、僕も戦えるんだけど……」
「……ラウル、武器持ってないでしょ?武器がないと、格段に威力が落ちるって話をしたよね?」
僕が持っていた杖が折れて無くなった次の日。ルーチェは、昔ルーチェが使っていたという杖をくれた。
その時に、ルーチェは威力が落ちるという話をしてくれた。
杖を持ち歩くという習慣がないから、家にルーチェからもらった杖を置いてきてしまった。
「……知っている、けど――」
僕が言いかけた時、すぐ近くで金属同士がぶつかる音がする。
音がした方を見ると、青みがかった黒髪の男性がモンスターの攻撃を受け止めていた。
「……ラウル、僕の近くにいてね。守れないから」
ルーチェに視線を移すと、ルーチェはさっきまで背負っていた杖を左手に持っている。
ルーチェの言葉に僕が頷くと、ルーチェは青みがかった黒髪の男性の方を向いた。
町に入り込んできたモンスターを倒した後、ルーチェは僕の方を向く。
「ラウル、大丈夫?怪我はない?」
ルーチェの問いかけに、僕が頷くとルーチェは「良かった」と安心したように笑った。



