体育館の裏側へ行くと、同じ顔をした男の人が2人並んで立っていた。
「と、とも、や先輩……。ふうや……先輩」
2人とも、全く同じ表情だ。
固い固い表情。
これは、ファンクラブの人たちにとっては知らないアイドル双子……!?
「果歩ちゃん、単刀直入に聞くけれど。果歩ちゃんは、付き合うならどっちを選ぶ?」
「ええっ!」
思いがけない質問に、私は思わずのけぞった。
「ここは果歩に選んでもらうことに決めたんだよ」
「つまり果歩ちゃんは、俺と楓也。どっちが好きかということだよ」
「ど、どっちって……」
そんなことを言われても!
「「さあ、君ならどっちを選ぶ!?」」
私は、一体どうしたらいいの!?



