「うわ……あっつ……」
「これは……やばい……」
あれこれ考えていたけれど、外に一歩出た瞬間にそのあまりの暑さで全部がどこかへ飛んでいった。
「災害級の暑さってどうなってるんだろう……」
「図書館もコンビニも天国だったから、外が地獄に感じるな……。食べながら歩こ」
「はい」
川上くんはアイスの袋を開けてくれて、プラスチックの容器をパキッと二つに分けて片方をわたしに差し出してくれる。
「ありがとう。いただきます」
「まーす」
わたしのマネをするようにそれだけ言うと、川上くんは慣れた手つきで開けて食べ始める。
わたしも同じように開けて口に含んで手で押すと、一気に口の中が甘くて冷たくなっていく。
炎天下の中を歩くのはしんどいけれど、こうやって喋りながらだったりアイスを食べながら友だちと歩くのは楽しい。
あっという間に食べ終わって近くの公園のゴミ箱にゴミを捨てていると、
「あれ?お兄ちゃん?」
と後ろから可愛らしい声が聞こえてきて、二人で振り返った。
「これは……やばい……」
あれこれ考えていたけれど、外に一歩出た瞬間にそのあまりの暑さで全部がどこかへ飛んでいった。
「災害級の暑さってどうなってるんだろう……」
「図書館もコンビニも天国だったから、外が地獄に感じるな……。食べながら歩こ」
「はい」
川上くんはアイスの袋を開けてくれて、プラスチックの容器をパキッと二つに分けて片方をわたしに差し出してくれる。
「ありがとう。いただきます」
「まーす」
わたしのマネをするようにそれだけ言うと、川上くんは慣れた手つきで開けて食べ始める。
わたしも同じように開けて口に含んで手で押すと、一気に口の中が甘くて冷たくなっていく。
炎天下の中を歩くのはしんどいけれど、こうやって喋りながらだったりアイスを食べながら友だちと歩くのは楽しい。
あっという間に食べ終わって近くの公園のゴミ箱にゴミを捨てていると、
「あれ?お兄ちゃん?」
と後ろから可愛らしい声が聞こえてきて、二人で振り返った。



