「ち、ちがわない!違わないです!……友だちに、なりたいです……」
「……良かった。じゃあ、友だちとして。改めてよろしく」
差し出された右手に、わたしはそっと自分の右手を差し出す。
「よろしく、お願いします」
握手だなんて、改まってすることは無いと思ってたけど。
「……なんか、照れるな」
「わたしも。今顔真っ赤な自信しかないです」
「うん。真っ赤。でも俺も多分耳まで赤いだろうからおあいこだよ」
真っ赤な二人で笑い合い、
「……じゃあ、今度こそまた明日」
「……はい。また明日」
いつもの挨拶をして、背を向ける。
家に帰ってお昼を食べてからボーッとしていると、ふとした時に川上くんのことを考えてしまう。
今は何してるんだろうとか、もしかしたら午後はずっとゲーム三昧なのかなとか。
結局夜寝るまで、友だちができたことが嬉しくて事あるごとにスマホを見つめてはニヤけてしまった。
「……明日はどんな話しよう」
勉強しに行くはずなのに、そんなことを考えてしまう自分に一番驚く。
だけど、心はとても晴れやかだった。
「……良かった。じゃあ、友だちとして。改めてよろしく」
差し出された右手に、わたしはそっと自分の右手を差し出す。
「よろしく、お願いします」
握手だなんて、改まってすることは無いと思ってたけど。
「……なんか、照れるな」
「わたしも。今顔真っ赤な自信しかないです」
「うん。真っ赤。でも俺も多分耳まで赤いだろうからおあいこだよ」
真っ赤な二人で笑い合い、
「……じゃあ、今度こそまた明日」
「……はい。また明日」
いつもの挨拶をして、背を向ける。
家に帰ってお昼を食べてからボーッとしていると、ふとした時に川上くんのことを考えてしまう。
今は何してるんだろうとか、もしかしたら午後はずっとゲーム三昧なのかなとか。
結局夜寝るまで、友だちができたことが嬉しくて事あるごとにスマホを見つめてはニヤけてしまった。
「……明日はどんな話しよう」
勉強しに行くはずなのに、そんなことを考えてしまう自分に一番驚く。
だけど、心はとても晴れやかだった。



