お昼になり、キリも良かったためわたしたちは図書館を出ることにした。
「なんか、一日でめちゃくちゃ頭良くなった気がする」
「ふふっ、かなり集中してたみたいだし、川上くんなら本当にそうかも」
歩きながら伸びをする川上くんは早起きしたこともあるのかすっきりした顔をしている。
「そうだ、飲み物買ってきてたんだ。はい白咲さん」
「え、いいんですか?」
「もちろん。こんなのお礼にもならないと思うけど、せめてもの俺の気持ち」
「ありがとうございます」
渡された麦茶を受け取ると、嬉しくて自然と口角が上がる。
「図書館って飲食禁止なの忘れててもうぬるくなっちゃったな、ごめん」
「……さっきのスペースなら、確かに食べるのは禁止だけど蓋付きの飲み物はオッケーだったはず……」
「え、そうなの?マジかよ、俺超喉乾いてたの我慢してたのに」
そう言ってもう一本同じ麦茶を出した川上くん。
立ち止まって一緒に飲むと、わたしは一口で蓋を閉めたのに川上くんはゴクゴクと半分くらい一気に飲み干した。
その時の川上くんの喉の動きが大きくて、なんだか急に男の子っぽさを感じてドキドキする。
「なんか、一日でめちゃくちゃ頭良くなった気がする」
「ふふっ、かなり集中してたみたいだし、川上くんなら本当にそうかも」
歩きながら伸びをする川上くんは早起きしたこともあるのかすっきりした顔をしている。
「そうだ、飲み物買ってきてたんだ。はい白咲さん」
「え、いいんですか?」
「もちろん。こんなのお礼にもならないと思うけど、せめてもの俺の気持ち」
「ありがとうございます」
渡された麦茶を受け取ると、嬉しくて自然と口角が上がる。
「図書館って飲食禁止なの忘れててもうぬるくなっちゃったな、ごめん」
「……さっきのスペースなら、確かに食べるのは禁止だけど蓋付きの飲み物はオッケーだったはず……」
「え、そうなの?マジかよ、俺超喉乾いてたの我慢してたのに」
そう言ってもう一本同じ麦茶を出した川上くん。
立ち止まって一緒に飲むと、わたしは一口で蓋を閉めたのに川上くんはゴクゴクと半分くらい一気に飲み干した。
その時の川上くんの喉の動きが大きくて、なんだか急に男の子っぽさを感じてドキドキする。



