暗い部屋にひとり。

どうしようもなく心がざわついて、自分が自分ではないような感覚に襲われる。

ひとり。独り。

私は一人で独りだ。

一人は好きだけど、独りは耐えられない。

頭まで布団をかぶっていつかUFOキャッチャーでとってもらったぬいぐるみを抱くけど、それでも胸の隙間は埋まらない。

こんな夜には誰かが隣にいてほしい。

だけど、頼り方も誰に頼ればいいのかもわからなくて、自分の気持ちに気づかないふりをする。


そうやって、朝を待つ。

ほら、きっと、大丈夫。

そんな呪文を今日も唱える。