そして、私は聖高校に鈴と入学した。
結局山本君には想いを伝えることは無かったけど、私はだいぶ失恋から立ち直ることが出来た。
入学してしばらく経つとクラスメイトとも打ち解けることができた。
人見知りで鈴以外の人とは挨拶で精一杯だったのに、高校生から色んな人と会話ができるようになっている。
これも山本君のおかげだったと思う。
心の古傷がチクリと傷む。
「菜乃聞いて!今日数学抜き打ちテストだって!!」
鈴が焦るように私の席へと走ってきた。
「え!本当に!?」
私は前のめりになって鈴に聞く。
「職員室入った時に数学のテストが用意されてたからもしかしたらって思って!」
私は焦って数学の参考書を出して勉強を始めた。
クラスの人たちも焦って勉強を始める。
鈴の予想通り数学の抜き打ちテストだった。
私は黙々とテストを解いていく。
数学は別に苦手では無いから意外とスラスラ解くことが出来た。
すると隣からボソボソと喋っている声が聞こえた。
結局山本君には想いを伝えることは無かったけど、私はだいぶ失恋から立ち直ることが出来た。
入学してしばらく経つとクラスメイトとも打ち解けることができた。
人見知りで鈴以外の人とは挨拶で精一杯だったのに、高校生から色んな人と会話ができるようになっている。
これも山本君のおかげだったと思う。
心の古傷がチクリと傷む。
「菜乃聞いて!今日数学抜き打ちテストだって!!」
鈴が焦るように私の席へと走ってきた。
「え!本当に!?」
私は前のめりになって鈴に聞く。
「職員室入った時に数学のテストが用意されてたからもしかしたらって思って!」
私は焦って数学の参考書を出して勉強を始めた。
クラスの人たちも焦って勉強を始める。
鈴の予想通り数学の抜き打ちテストだった。
私は黙々とテストを解いていく。
数学は別に苦手では無いから意外とスラスラ解くことが出来た。
すると隣からボソボソと喋っている声が聞こえた。