うなだれ続けていると



「みこと。生きてるか?」


頭の上から声がしてはっと顔をあげると目の前に親友の神月 守が苦笑していた。


えっいつの間にか授業が終わってませんか?


あれまー…


私は目をパチパチとさせたあと、どっと机に倒れこむ。



「生きてますよ。しっかりとね…」


それだけ言うと、そのまま腕の中に顔を埋めた。



守が頭をポンポンと叩いても、顔をあげて笑顔をかえすほど私に気力はない。



よりによって…平井に呼び出されるなんてさ…本当に


「ついてないよ…」