なぜか彼氏が2人できちゃいました……。

常識的な彼はこの状況にびっくりしているみたい。


私はしてやったりとにやけ顔。


彼が私のやることにこんなに驚いてることがおかしくて大満足だ。


クールな彼のいろんな表情を引き出すこと。


それこそが私の幸せなんだもん。


「岳」


名前を呼んで抱きつくと、彼は赤くなった。


「好きだよっ」


「は?軽くないか?」


彼は落ち着きなく目をさまよわせている。


「軽くないよ」


彼はおずおずとこんなことを尋ねてきた。


「そうか……友達として?」


「ん?」


「美緒はずっと俺のこと友達だって言ってたろ?だから」


「どっちだと思う?」


上目遣いに彼を見て首を傾げる。


「……っ」


彼は目を閉じて両手で自分の頬をパンパンと叩いた。


もしかしたら、気合いを入れるためなんだろうか。