クローン人間の僕と人間の彼女

「おい、森本…最近良く休むな?」

「すみません…」

「……。お前もうすぐ死ぬんだって?」

「違います!」

「嘘ついてんじゃねぇよ!」


監視役の井上が、俺の顔を殴る…。


「おい、顔はやめろよ」


他の監視役が止めると井上は言った。


「いいんだよ。こいつは今日でクビなんだ」


嘘だろ?
俺は月の給料…たった10万でも稼がないといけないんだ!
俺は必死に食い下がる。


「ちゃんと休む許可は貰いました!」

「…お前こんな職場でも働きたいか?あぁ、そうか、お前はここでしか雇ってみらえないんだよな?」


誰がこんな職場にしたんだ?
お前らじゃねぇか!!

俺は拳を強く握り締め、その拳はいかりで震える…。


「何だ?その目は…」


そう井上が言葉を発した瞬間、俺は奇声と共に井上に殴りかかっていた。


「あぁーーーー!」


殴ろうとした瞬間…


俺は…


他の監視役に取り押さえられ…


腹も…


胸も…


顔も…


何処をどう殴られたのか


分からないくらい



ボコボコにされた……