クローン人間の僕と人間の彼女

ー数ケ月後


「朋ちゃん、健治の事わすれなくていいから…俺との事ちゃんと考えてくれないかな?」


近藤さんの突然の告白に、私はビックリする。


「…でも」


そう言い掛けた時、健治に貰った数珠が音を立てて切れた…。


”数珠が切れたら、俺の事忘れて”


健治が昔言った言葉を思い出した……。


健治が背中を押してくれたの?


「あっ、大丈夫?」

「…うん。いいよ」

「…?」

「少しずつだけど、ちゃんと近藤さんの事考える…」


近藤さんは顔を真っ赤にして言った。


「俺、大事にするから…」

「うん!」


ねぇ、健治…。
健治は私と居て幸せだったかな?


私は幸せだったよ。


これからも、健治の分まで幸せになるからね。







生まれて来てくれて、
ありがとう……。







ーENDー