クローン人間の僕と人間の彼女

そして遺影しかないお葬式は着々と進んでいく…。



健治が居なくなった後、病院のお医者さんから腐体病の話を聞いて、

”もうこの世に居ないだろう”

そう言われた時も私は泣かなかった。


周りの人に何を言われても、
私は泣かなかったよ…。


ずっと健治が帰って来るって、信じてたから。


でも、もう泣いていいかな?
泣いて…いいかな?


必死に泣くのを我慢している私に、近藤さんが言った。


「泣けよ…」



私は泣いた。

声を上げて泣いた。



斎場に来ていた人達も、みんな泣いてた……。