ココちゃんってば何を言い出すの!?
「だから、今はそんなんじゃないんだってば!子どもの頃の話だもんっ!」
「あはは、ごめんごめん。でもこのタイミングで再会するなんて、ちょっと運命的じゃない?」
ココちゃんは楽しそうにニヤニヤしている。
まあ、そう言われてみるとそう思わなくもないような……。
亜蘭くん、昔よりずっと大人っぽくてカッコ良くなってたし、相変わらず意地悪なところもあるけどそんなに嫌じゃないというか。
でも、恋なのかと言われるとわからない。
「それよりSNSで見つけちゃったんだけど、このパンケーキおいしそうじゃない!?」
「ほんと色気より食い気だね……」
* * *
放課後には亜蘭くんの噂はあっという間に広まり、一年生の間でもイケメンの先輩が編入してきたと話題になっていた。
どうやらもうファンクラブまで結成されてるらしい。
噂によると、依蓮くん派と亜蘭くん派で派閥が別れているのだとか。
「すごいねー」
「いや他人事ね」
「ねぇココちゃん、パンケーキだけどマンゴーソースとベリーソース、どっちがいいと思う?」
「莉茉の頭はスイーツのことしかないの?」



