一口食べただけで、ハニーレモンの甘酸っぱい冷たさが広がった。そこにチョコチップが加わることでほのかなほろ苦さがアクセントになっている。
これはおいしい!おいしすぎる……!!
「ん〜♡幸せ〜♡」
やっぱりスイーツを食べてる時が一番幸せだなぁ……。
「やっぱりかわいいね」
わたしを見つめながら依蓮くんは柔らかく微笑む。
「スイーツ食べてる時の莉茉ちゃん、すごくかわいいよ」
「〜〜っっ」
その依蓮くんの笑顔がはちみつみたいに甘くてとろけてしまいそうで、思わず頬がかあっと熱くなった。
おかしいな、ジェラートを食べてるのに暑いなんて。
なんだか依蓮くんの顔が見ていられなかったわたしは、依蓮くんから視線を逸らしてしまう。
そこで何かにつまずいたか、足をひねったか。
とにかく何もないところでよろけてしまうのが、わたしのドジなところ。
「わっ」
「莉茉ちゃん!?」
転びそうになったわたしを咄嗟に依蓮くんが手を伸ばした。
だけど依蓮くんの手を取ることはなく、そのまま後ろに倒れそうになる。
そんなわたしを誰かが受け止めてくれた。



