どういうことかと柵の中を見るとハシビロコウの頭には立派に逆立った冠羽が。
結乃は耀からぱっと離れ、後頭部を押さえて髪の毛の状態を確認する。別に逆立ってはいない。
「正確には今朝の君にか」
たしかに朝起きたら頑固な寝癖がついていて、直すのに苦労した。まさか気づかれていたとは。
「さ、さすがにあそこまではなってませんでした!」
揶揄われたと口を尖らせる結乃に耀は小さく笑った。
婚姻届を出してもうすぐ二ヶ月。
宇賀地ホールディングス内では耀が嵯峨家の令嬢と結婚したことが正式に周知されたそうだ。
結婚したことで祖父の源三もうるさく言ってこなくなったらしく、耀いわく『面倒事から解放されて仕事がしやすくなった』らしい。
そのことを証明するように耀は日々精力的に働いている。
最近は海外とのやりとりも多いらしく、早朝や深夜書斎でテレビ会議に出席していることもある。
結乃の方も少し変化があった。『少しでも負担になるようなら戻すから』と前置きされつつもハウスキーパーの頻度を週3から週1にしてもらえることになったし、食事も結乃が作ることも増えた。
結乃は耀からぱっと離れ、後頭部を押さえて髪の毛の状態を確認する。別に逆立ってはいない。
「正確には今朝の君にか」
たしかに朝起きたら頑固な寝癖がついていて、直すのに苦労した。まさか気づかれていたとは。
「さ、さすがにあそこまではなってませんでした!」
揶揄われたと口を尖らせる結乃に耀は小さく笑った。
婚姻届を出してもうすぐ二ヶ月。
宇賀地ホールディングス内では耀が嵯峨家の令嬢と結婚したことが正式に周知されたそうだ。
結婚したことで祖父の源三もうるさく言ってこなくなったらしく、耀いわく『面倒事から解放されて仕事がしやすくなった』らしい。
そのことを証明するように耀は日々精力的に働いている。
最近は海外とのやりとりも多いらしく、早朝や深夜書斎でテレビ会議に出席していることもある。
結乃の方も少し変化があった。『少しでも負担になるようなら戻すから』と前置きされつつもハウスキーパーの頻度を週3から週1にしてもらえることになったし、食事も結乃が作ることも増えた。



