ふたりで郊外の大型ホームセンターに車で出かけた帰りだった。
雨が降る幹線道路で横断歩道のない場所を渡ろうとした高齢者を避けようと父が急ハンドルを切り、対向車線の大型トラックと正面衝突したのだ。
病院に駆け付けた時、両親は既にこの世を去っていた。
冷たくなった体に取りすがって泣く祖母、ふたりとも損傷が少なかったのがせめてもの救いと声を詰まらせる祖父の横に茫然と立ち尽くした。
結乃は高校生になったばかりだった。志望校に入れたことを両親はとても喜んでくれて、入学式にも来てくれた。校門の前で三人で写真も撮った。
(最近見なくなってた夢なのに……おばあちゃんが昨日あんなことになったからかもしれないな)
目元の涙を拭いながら、ふうと溜息をつくとコンコンとドアがノックされた。
「大丈夫か? 大きな声が聞こえた気がしたが」
「だっ、大丈夫です!」
ハッとした結乃は慌てて返事をした。ドアの向こうに聞こえるほど大きな声を出したのかと思うと恥ずかしい。
「朝食にしないか?」
「は、はい……今仕度します」
ドアの前から彼の気配が消えたのを確認した後、信じられない気持ちで呟く。
雨が降る幹線道路で横断歩道のない場所を渡ろうとした高齢者を避けようと父が急ハンドルを切り、対向車線の大型トラックと正面衝突したのだ。
病院に駆け付けた時、両親は既にこの世を去っていた。
冷たくなった体に取りすがって泣く祖母、ふたりとも損傷が少なかったのがせめてもの救いと声を詰まらせる祖父の横に茫然と立ち尽くした。
結乃は高校生になったばかりだった。志望校に入れたことを両親はとても喜んでくれて、入学式にも来てくれた。校門の前で三人で写真も撮った。
(最近見なくなってた夢なのに……おばあちゃんが昨日あんなことになったからかもしれないな)
目元の涙を拭いながら、ふうと溜息をつくとコンコンとドアがノックされた。
「大丈夫か? 大きな声が聞こえた気がしたが」
「だっ、大丈夫です!」
ハッとした結乃は慌てて返事をした。ドアの向こうに聞こえるほど大きな声を出したのかと思うと恥ずかしい。
「朝食にしないか?」
「は、はい……今仕度します」
ドアの前から彼の気配が消えたのを確認した後、信じられない気持ちで呟く。



