身代わり婚だったのに、極甘愛で満たされました~虐げられた私が冷徹御曹司の花嫁になるまで~

 寄り添い歩きながら、あれこれ今夜の献立の話をした。

 ふと会話が途切れた時、耀が何気なく声を落とした。

「幸せだな」

 その短い言葉に胸が温かくなる。

 こうして繰り返す日常の中に、本当の幸せというのは存在する。そう思えた。

「はい、幸せです」

 結乃は笑顔で夫を見上げ、心からの言葉を返すのだった。



END