天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


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文化祭まであと2日。

今日と明日は授業をつぶして1日がかりで文化祭の準備をすることになってる。

私達のクラスでは、女子は衣装係として被服室で衣装の準備をしていた。

「アリスの衣装、届いたよ! ウェイトレス担当の人、試着してみて」

文化祭委員の子がそう言って、届いた衣装を渡す。

私と伊吹ちゃんはウェイトレス担当。

渡された衣装を持って、準備室で着替える。

「可愛い~!」

着替え終わって被服室にもどった私達を見て、みんなが歓声をあげる。

「なんか咲姫と伊吹が並ぶと、小さくなったアリスと大きくなったアリスみたい」

流風ちゃんがそう言って笑った。

「確かに!」

周りのみんなも頷く。

「それって誉めてる? けなしてる?」

私がわざと拗ねたように言うと、

「誉めてるに決まってるでしょ~!いいなぁ、あたしもウェイトレス係にすれば良かった」

流風ちゃんが羨ましそうに言った。