天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


そんな気迫が通じたのか、学年決勝で日生のチームと対戦することになって、最後の最後でシュートを決めて優勝した。

日生はかなり悔しそうだった。

俺が咲姫に告白するって言ったら、あいつは「勝手にすれば」って言ったんだ。

だから今度こそ素直になって咲姫に自分の気持ちを伝える。

そう心に決めたものの、なかなかタイミングがつかめない。

クラスが離れてるから顔を合わすのは昼練に行く昼休みぐらいだし。

今更呼び出して校舎裏や屋上で…なんてハズくて絶対に出来ない。

でも、日生に宣言した以上は有言実行したい。

素直になれない不器用な自分を変えるためにも。

そして、やっとチャンスが訪れた。

毎年夏休み中に行われる、1年生だけの学年親睦会。

クラスごとに集まって、バーベキューの準備中。

「夏川くん、一緒に写真撮って~」

「爽くんって間近で見ると更にカッコイイよね~」

他のクラスの女子達が俺の周りに集まっている。