天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


「……誰のせいだと思ってんのよ」

小さい頃爽くんに“チビのくるくるぱー”って言われてたせいなんですけど。

「わかってるよ。俺のせいだろ」

爽くんがあっさりそう言って、拍子抜けした。

「そうだよ。小さい頃にあれだけバカにされたら、苦手にもなるよ」

私がそう言うと、

「……おまえ、ほんと鈍いな」

爽くんが呆れ顔でつぶやいた。

「……え?」

「あんなの好きだからに決まってんだろ? いい加減気づけよ、バカ」

「……はっ!?」

バカ……!?

バカって何よ……!

それより、今「好き」って言わなかった!?

ビックリして思わず爽くんの顔を見上げる。

「まぁ、そんなバカのことずっと好きな俺もバカだけどさ」

爽くんは、私から視線をそらしながらそう言った。

それってもしかして……いやもしかしなくても、私のことが好きってこと?

ウソでしょ?

小さい頃にからかわれてたのは全部好きだったからなんて。

そんなこと急に言われても信じられないよ。

突然すぎる告白に、頭の中がパニックになってる。

なんて答えたらいいのかわからなくて、無言でうつむく。