天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


親睦会当日。

暑い陽射しが照りつける中、クラスごとにバーベキューの準備中。

陽射しは強いけど、吹いてくる風は水辺にいるからか涼しくて心地好い。

「…風あると火つかないんだよねぇ…」

私と流風ちゃんと伊吹ちゃんでなかなか火がつかなくて悪戦苦闘してると、

「火起こし番長呼んでくる」

そう言って流風ちゃんが立ち上がった。

……火起こし番長?

私が不思議に思っていると、

「日生、火起こし手伝ってよ」

流風ちゃんが日生くんに声をかけた。

「はいはい」

面倒くさそうにしながらも、日生くんが伊吹ちゃんの隣に来て火起こしを始めた。

火起こし番長って日生くん!?

私がビックリしていたら、

「咲姫、一緒に薪取りに行こっ」

流風ちゃんがそう言って私の手を引いた。

……そっか。

伊吹ちゃんと日生くん二人にする為か。

「ねぇ、なんで日生くんが火起こし番長なの?」

歩きながら疑問に思ってたことを流風ちゃんに尋ねてみた。