天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


最初はただなんとなく気になって。

もっと話したくなって、笑顔が見たくなって。

でも、今はそれだけじゃ足りなくなってきてる。

篠宮の真正面に立つと、篠宮がビックリしたようにあとずさった。

「なんでもいいって言ったよな?」

両手を壁につけて、篠宮を至近距離で見つめる。

慌てて動こうとしたけど、小柄な篠宮は身動きが出来ない状態。

「逃げらんねぇよ?」

そう言って顔を近づける。

かなり緊張してるらしく、小刻みに肩を震わせてギュッと目をつぶる篠宮。

ちょっとからかってみただけなのに本気で焦ってる篠宮が可愛くて、

「……フッ」

思わず吹き出してしまった。

「篠宮、スキありすぎ」

「……え?」

篠宮がきょとんとした表情で俺を見る。

もしかしてまだ意味わかってないのか?

「男と2人きりの時にあんなこと言ったら、何されるかわかんねぇよ?」

「………」

無言で恥ずかしそうにうつむく篠宮。