天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


【Side 玲央】


「お疲れ様でした」

バスケ部の練習試合が終わって休憩の時間。

「日生、ありがとな。今日はもう上がっていいから」

バスケ部の部長の森先輩が声をかけてくれた。

「はい。お疲れ様でした」

「おう。しかし、相変わらず日生のファンはすごいなぁ」

そう言って、森先輩が体育館に集まってる女子達の方に視線を向けた。

俺のファンだという女子達が毎回練習を見る為に体育館に集まってきている。

「すいません、毎回。集中できないですよね」

やっぱりあの女子達にはハッキリ言った方がいいかもしれないな。

「いや、俺らは別に構わないんだけど。モテるヤツは良いよなぁと思ってさ」

「……はは……」

曖昧に苦笑いする俺。

ミーハー心で騒がれてるだけだろうし、モテるっていうのともちょっと違うような気がする。

「また明日も頼むな」

「はい」

森先輩に軽く会釈して、体育館を出る。

この時間ならもしかして……。