昼休み、授業終了のチャイムと同時に流風ちゃんと一緒に中庭に向かった。
そうしないと、日生くんとのことでまたみんなに色々騒がれそうだったから。
「疲れたぁ~」
中庭についてお弁当箱を開けながら思わず一言。
結局休み時間のたびに他のクラスの子達にまで色々聞かれて大変だったんだ。
「そりゃそうだよ。校内一モテ男子とふたりきりなんて、みんな騒ぎたくもなるって」
「それにしたってこの騒ぎ方は異常だよ~」
うちの学年だけじゃなくて2年や3年の先輩まで、篠宮ってどの子?って私のこと見に来てたし。
「それだけ日生が人気だってことでしょ。でも、ホントに咲姫いつの間にそんなに日生と仲良くなってたの?」
「いや、仲良くなったわけじゃ……」
「咲姫は日生に興味なさそうだったから大丈夫だと思ってたんだけどなぁ……」
「……え?」
流風ちゃんの意味深な言葉に、どういうことか訊こうとしたその時。

