天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


「いいよ。貸して」

咲姫の手からペンダントを取って、後ろに回ってペンダントをつける。

「うん。似合ってる」

「…ありがと…」

少し恥ずかしそうに頬を赤く染める咲姫が可愛くて、俺は思わずそのまま後ろから咲姫を抱きしめていた。

「…玲央…?」

「咲姫。好きだよ」

「…うん。私も…」

咲姫がそっと俺の手の上に自分の手を重ねた。

ずっとこうしていたいけど、これ以上咲姫に触れてたら理性が飛びそうだ。

咲姫が大丈夫だと思えるまで待つって約束したし。

咲姫が嫌がることはしないって言ったばかりだし。

佐神にも、今度咲姫泣かせたら1発殴るって言われてるし。

そう自分に言い聞かせて抱きしめていた腕を離そうとしたら、

「もう少しだけこうしててほしいな…」

咲姫が甘えたような声でそう言って、上目遣いで俺を見てきた。

どこでそんな甘えテク覚えたんだよ…。

「…やっぱもう無理」

そう小さく呟いて咲姫を自分の方に向かせると、

「…え!? ちょっと……っ」

咲姫の唇を塞いだ。

キミと過ごす甘い時間はまだこれから―



《Fin.》