天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


「はい。誕生日プレゼント」

そう言いながら、その袋を咲姫に渡す。

「ありがと…って何これ!?」

袋の中身を見た咲姫が驚いた声を上げた。

「仔猫ちゃんにピッタリだろ?」

「ピッタリだろ?じゃないよ!なんでプレゼントが猫耳カチューシャなの!?」

「絶対似合うって」

不満そうに口を尖らせる咲姫の手からカチューシャを取って、咲姫の頭につけてみる。

「ほら。可愛いよ」

「可愛くない!」

咲姫が怒ったようにカチューシャを取った。

「っていうのは冗談で、ホントはもうひとつあるんだ。プレゼント」

「…え…?」

ポケットから小さな包みを出して、咲姫に渡した。

「開けていい?」

「うん」

「…わぁ、可愛いペンダント!」

包みを開けた瞬間、咲姫が嬉しそうな声を上げた。

もうひとつ俺が咲姫に用意していたのは、人気キャラクターのチャームがついたペンダント。

「つけてみていい!?」

キラキラした瞳ではしゃぐ咲姫の姿に、思わず笑顔になる。