天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


「え!? 俺なんか気に障ること言ったか?」

私が泣きだしたのに気づいて、夏川くんが慌ててる。

「……ごめん、違うの、そうじゃない」

「え?」

「夏川くんがそんな風に思ってくれてたなんて……知らなかったから、嬉しくて……」

涙声で途切れ途切れになりながらも、私は意を決して言葉を続けた。

「私も、夏川くんのことが好き……です」

「え!? ホントに!?」

「…うん…」

私が頷くと、

「じゃあ、俺とつきあってくれる?」

夏川くんにそう訊かれて、

「うん」

私は、もう一度力強く頷いた。

「良かった~。2年連続失恋しなくて」

夏川くんが心底安心したようにそう言うから、思わず笑ってしまった。