天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


どうしよう。これっていわゆる“デートのお誘い”?

でも、夏川くんはまだ咲姫のことが好きなんじゃ……。

なんて色々考えて無言になった私を見て、

「……ごめん。美原がイヤならいいんだ」

夏川くんが遠慮がちに言った。

「イヤじゃないよ。ただビックリしただけ」

恥ずかしさで夏川くんの顔を直視できなくて、うつむきながら小さな声で答える。

好きな人に誘われて嬉しくないわけがない。

「え? いいの?」

「うん」

「良かった。じゃあ、よろしく」

嬉しそうな夏川くんの笑顔に、思わずドキっとしてしまった。

いつのまにか2度目の恋をしてた私。

想いの行方はまだわからないけれど。

これってもしかして、少しは期待してもいいってことなのかな……?