「ねぇ、E組の男子第1グラウンドで練習してるって!夏川くん見に行かない?」
「行く行く~!」
私と同じBチームのひとり、川口さんの提案に、他の女の子たちも賛成してる。
もしかして川口さんたち、爽くんのファン?
「夏川くん、カッコイイよね~あの爽やかなんだけどちょっとやんちゃっぽい感じが」
いやいや、やんちゃっていうか意地悪なんだよ、爽くんは。
「あの笑顔がたまらないよね~」
笑顔に騙されちゃダメだよ~口悪いんだから!
と心の中で呟いていたら、
「お疲れ、咲姫。あたし部活行くね~」
流風ちゃんに声をかけられた。
「お疲れ~。部活頑張ってね」
「うん」
流風ちゃんは、中学時代からやっていたというバドミントン部に入部している。
私は結局部活には入らず、帰宅部。
だから、ちょっと練習していこうかな。
と思ってふと周りを見ると、体育館に残っているのは体育委員の井上さんとその友達の鈴木さんだけ。

